case2
②職員を採用できず稼働が低迷、中堅層も不在・・・
地方エリアの介護施設での人材不足
■支援前の状況
地方エリアで複数の介護施設を運営する社会福祉法人。
過疎地域で人材確保が困難となりフロアの一部を閉鎖、また中堅層職員の退職が続き、人材確保だけでなく、人材育成・組織マネジメントに関する問題を抱えていた。
■調査後の見立て
雇用条件は近隣と比較しても中位以上であったため、施設の強み・魅力の明確化、採用広報と直接採用支援の整備・展開が有効と判断。
人材確保の上で、マネジメントの仕組み整備と稼働向上施策を行うストーリーを描き、中長期的な支援を開始。
■弊社による支援の結果
採用支援では、ヒアリングにより職場の魅力を明確化、採用ホームページおよび広報資材の整備、職員紹介や見学説明会の定例開催など直接採用施策を整備の上、地域機関、養成校への募集活動も支援。
結果、約1年間で30名の応募・採用に繋がり、介護職・看護師などの人員が充足、全フロアオープンを実現。
■継続支援 ~マネジメントと稼働向上を支援
人材確保の上で、採用後の定着・育成と、管理職層のマネジメント育成の課題に着手。段階に分け、継続支援を実施中。
- 組織マネジメントの仕組み整備(会議体・意思決定、実績数値管理)
- 管理者育成と目標管理の整備・運用支援(管理職研修、目標管理・評価制度の整備と運用支援)
また、この過程で、入院による稼働率低下が課題として浮上。
医療依存度が高い利用者の入所受入れと、医療対応向上による入院削減、退院調整含めたベッドコントロール体制の整備について支援を実施し、稼働率は回復。継続サポート中。
■採用・人事支援実施内容
- 組織課題・業務管理の現状ヒアリング・課題分析
- 採用広報・直接採用施策の整備と採用活動の実行支援
- 職務権限、意思決定、経営指標に基づく会議運営の整備
- 管理職に対するマネジメント研修の実施
- 目標管理・評価制度の構築と運用支援
■入退所・稼働向上支援
- 入所受入れ基準の明確化、運用フローの整備
- 入院・退院調整含めたベッドコントロールの仕組みの整備
- 医療対応向上のための研修体系の整備と実施支援