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⑥病院の統合・移転の全面的サポート－１
病院統合プロジェクトの全面的支援
■支援前の状況
地域で急性期医療を担う80床未満の民間病院。
近隣に訪問診療クリニック、訪問看護、およびグループホーム、医療対応型の有料老人ホームなど介護施設を多数展開。
同医療圏にある100床未満の病院との統廃合の検討があり、病院の統廃合・移転プロジェクトを全面的に支援。
■支援の内容
病院の統廃合については、行政の許認可、人事労務、新たな運用の確定、運用に合わせた人員計画や物品、医療機器の想定、ICT、ネットワーク構築等多岐にわたるため、様々なトラブルが発生する可能性が高くなる（下図参照）。
各部署にて有能である職員は存在するが、全体像を把握したプロジェクトマネージャーによる各項目の一貫した業務管理と将来構想・運用構築が必要であり、弊社がプロジェクトマネージャーの役割を担う。
■よくあるトラブル例
- 業務の期日管理ができていない
⇒結果として、スタートに遅れが生じ、事業計画への影響は甚大 - 確定させないといけない業務の進捗がわからない
⇒担当者自身のみが把握し、全体間に影響を及ぼす - 誰が・何を・いつまでに、が不明確
⇒タスクの管理ができず、結果的に必要な業務のお見合いが発生する - プロジェクトを横断的に理解できていない
⇒現在の業務が、どこの部署に影響を及ぼすか判断できず、結果的に全体の遅れに繋がる - なし崩し的に進み、統合時に最善なスタートが切れない（主に診療運用面など）
⇒開始時にどの状態になっているかの想定ができておらず、統合されてから検討・対応を進めることとなる - 役職員がプロジェクトの方針と方法を理解できていない
⇒指定された準備は行えるが、それが何の意味をもつのか、漏れがないのかなどの把握ができない - スタート後に追加事項が発生する
⇒横断的にすべての事項を網羅し管理がなされないと、必要な事項を見落とし、結果的にスタートしてから追加項目が発生する
⑥病院の統合・移転の全面的サポート－２
病院統合プロジェクトの全面的支援
■統合プロジェクト支援の実施内容
- 統廃合に関わるスケジュール及び工程の管理並びに実行支援
- 現場業務統合全般に係るプロジェクトマネジメント業務
- 建築する新設病院の建築定例会議への参加
- ファシリテート並びに新設病院への移転に伴う現場実務支援
- 新設病院の事業計画及び実行計画の立案及び調整支援
- 新病院に置ける患者連携フローの作成と実行
■各業務ラインでの実行支援内容
- 移転改築に伴う建築支援、設備・備品・医療機器購入の支援
- ① 建築定例会議を開催、事業計画に合致した建築の進捗を支援
- ② 必要な設備・備品・医療機器の洗い出しと、購買調達を支援
- 集患・患者フロー構築、地域連携室の立上げ支援グループ内外における各施設間の患者連携、新病院の病棟基準や増床に伴うベッドコントロール体制を構築・円滑に運用するため会議体を設置し推進。
更に、現場で実務を担う連携室看護師が必須のため、専任看護師を配置し実務を支援、新病院における事業計画（入院患者数）の達成をサポート。 - ① 専任の看護師の設置（弊社より出向）
- ② 新病院での患者受け入れルールの作成
- ③ 立ち上がり時の患者入院に関わる方策と実行
- ④ 施設基準・稼働を見据えたベッドコントロールフロー、日次モニタリングなどベッドコントロールの仕組みの構築
- ⑤ 診療圏における、医療と介護の患者循環の仕組みとルールの構築
- 採用支援及び人事労務支援
新病院移転に伴う病床数拡大・地域包括ケア病棟開設に必要となる職員の採用を支援。
リハビリ職（5名→15名規模）、看護助手（5名→20名規模）、他。 - ① 事業計画に基づく人員計画の策定と人員配置管理
- ② 採用ホームページを核とした新病院オープンの採用広報整備
- ③ 直接採用施策の整備と実施支援（職員紹介、見学説明会等）
- ④ 応募者管理による進捗モニタリング、見学・面接等プロセスの改善
- 薬剤部門の業務改善支援、DI機能の支援
- ① 薬剤部門の業務体制整備と必要人員の確定
- ② 業務フローの整備および薬剤管理指導等、収益改善の支援
- ③ 医薬品安全管理体制の構築
- ④ セントラルDIサービスによるDI業務の整備
- ネットワーク整備及び電子カルテ、部門システム導入等のICT支援
- ① 新病院改築に伴うネットワーク工事・整備の支援
- ② システム選定サポート、運用・業務フローの整備
- ③ 電子カルテ、部門システムの導入サポート
- ④ 導入後の運用支援、情報システム委員会の整備（継続支援）